2009年06月20日朝日週末be(フロントランナー)インテルCEO ポール・オッテリーニより
ムーアの法則ってなにかの教典みたいによく出てくる言葉ですが、別に自然法則でもなんでもなくて、ただの実験による予測値なんですね。ということは、論文の中で、ムーアの法則により、なんて書いてしまったら、終わりなんですね。
ーーそのムーアの法則は、一定の大きさの半導体チップ上に作られるトランジスタの数が18〜24ヵ月ごとに倍々に増えるというものです。それによってコンピューターの性能も指数関数的に向上しましたが、もう限界だという指摘があります。
ムーアの法則は自然法則ではありません。彼が観察したことを述べたもので、半導体産業の努力の結果というべきものです。ムーア自身、この法則について「5年以上先は予測できない」と語っていました。従って、この法則もいつかは終わりを迎えるかもしれない。それは、人が前進することをあきらめてしまった日ではないかと思います。
ムーアの法則ってなにかの教典みたいによく出てくる言葉ですが、別に自然法則でもなんでもなくて、ただの実験による予測値なんですね。ということは、論文の中で、ムーアの法則により、なんて書いてしまったら、終わりなんですね。
コメント